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「ふぅ…………これで一先ずは安心、かな?」
あれから家にたどり着いた私。
家に着いて直ぐに身体をふいて毛布や布団を用意し寝かせることにした。
「目が覚めたらまずはお風呂、かな………にしても私、頑張ったなー」
狐とか狼とか本音言うとちょっと怖かったんだよね。
「でもこれからは一緒に暮らすんだから慣れないとね!」
私が一人で暮らすには広すぎる家もこの子達が居れば賑やかになるだろう。
「にしても………一人娘ほったらかして両親はラブラブ海外で仕事って…」
私の両親は二人して今海外に居る、父が海外で働いている為だ。
母は働いていないが、「真昼さんが行くなら私も行くわ」
等という一言で父と共に海外へ。
私は今の高校生活に満足して楽しんでるし何より大切な友達が居るからという理由で一人残ることとなった。
「料理も洗濯も今となってはプロ並みですな、うん」
なんて言ってみる、でも本当にあの頃に比べたらかなり上手くなってると思う。
「ふぁ…………」
動物達が寝ているのを見て安心したせいか、先程まで緊張していた糸が切れ眠気が襲ってきた。
「……とりあえず…今日は寝ますか」
時計を見れば時刻はまだ午後6時半、微妙だなと感じながらも少し寝ることにした。
安心したとは言え、それでもまだ気になるので自分の部屋から布団を動物達を寝かせているリビングへと運び寝転ぶ。
「少し寝たら…ご飯作って……あの子達の、お風呂…」
最後まで言葉を発する間もなく眠りにつく。
名前、どんなのが良いかな?
一気に家族が増えたなー。
そんな事を考えながら。
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