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ふむ、久しいな愚民共。
余は、あれから11年と10月を修行に費やした。
魔力のコントロール。
体術の会得。
知識の会得。
作法の会得。
剣術の会得。
様々な修行を重ねに重ね。
あと、二ヶ月後。ついに余の兄二人を殺すことになる。
まぁ、雑魚もいいところなので造作もないことだからな。
「坊っちゃま!また修行をサボりましたね!これでは兄二人に殺されてしまいますぞよ!」
セバスチャンが言う。
「セバスチャン、余はな。いくら兄とはいえ。雑魚二匹まともに倒せないくらいなら王たる器じゃ無いと思うておる。余はもう修行をする意味もない。二ヶ月後。余はこの国の時期国王となるなだろう!」
「しかし!坊っちゃま!」
渋るセバスチャン。
すると、ドラゴンはこう喋った。
「セバスチャン、あまり騒ぐな。いくら余が関大でも流石に我慢の限界というものがあるのだぞ?」
ドラゴンはセバスチャンにこう言った。
あまり騒ぐと、殺すぞ?と。
「現役を引退したとはいえ。このSSSのガーディアンの私をたじろかせるとは。坊っちゃま・・・・わかりました。あとの二ヶ月は坊っちゃまご自身の修行に変えましょう。」
と。言い残し去って行った。
「さて・・・。出て来いこそどろ。余のテリトリーに土足で入って生きて帰れると思うてるのか!この雑種が!」
と、ドラゴンが言うと天井から二人の男がおりてきた。
「兄貴!気づかれましたぜ!どうしやす?」
「そうだなぁ?どの道殺すんだし殺すか。」
そう、このように二年前くらいから兄達はこのように刺客を何人も送り込んできてるのだが。
全て返り討ちにしてやってる。
「んじゃ!死ねやぁ!フレイムテンペスト!」
炎の嵐がドラゴンを襲う。
「ふん。雑種風情が・・・・。粋がるな!バギマ!」
巨大な竜巻が炎の嵐とぶつかり合う。
そして、相殺した。
「な!この餓鬼。かなりやりますぜ!」
手下が言うと、兄貴分の方は。
「お前は詠唱を始めてろ!俺が時間を稼ぐ!」
と言ってドラゴンへロングソードを引き抜き迫る。
「ほう、近接戦闘がお望みか雑種よ。良かろう、余を興じさせてみよ。」
と言い、腰から龍神王の剣を抜刀した。
そして、二人の剣がぶつかり合った。
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