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へったくそな恋愛ごっこをやった後、僕は少しばかりの睡眠をとった。
今頃、他の奴らは勉学に励んでいるんだろうなと思うと心地よくぐっすりと眠れた。
時刻はお昼を少し過ぎていた。何か腹に入れようと一階の居間に降りた。
因みに、母は英会話教師で父は警察官である。そして息子がやや引きこもり
こんな環境でよく引きこもりなんかになれたなと染々思う。
「そういや昨日のカレーが余っていたはず…」
小言を良いながら居間のドアを開けると
「あwwwwwwwwやべwwwwwwww見つかったwwwwwwww突撃! 隣の昼ごはんwwwwwwww」
何故かは知らないけど、ダイニングテーブルで堂々とカレーを頬張ってる菜々がいた。
不法侵入の疑いだ。まずは110番だな
「やwwwwwめwwwwwてwwwww警察だけはwwwwwお許しをwwwwww」
「お前、僕の父さんが警察官だって事知らないのか?」
「目の前でこういう事したことありますしwwwwwwww苦笑いされたけどwwwwwwwwタイーホされなきゃ問題ナッシングwwwwwwwww」
僕は電話の受話器を取った。その瞬間、菜々は持っていたスプーンを僕に向けて投げた。
僕は飛んできたスプーンを持っていた受話器で打ち返すと、打ち返されたスプーンは見事に菜々の眉間に当たった。
「………っいったぁ……」
僕はこれだけでも気が済んだので、通報はしないであげた。ありがたく思え
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