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とりあえず
今は昼休み
それでここは校庭
どうして昼休みに校庭なんかにいるのさ
いつもみたいに友達とお弁当食べてる時間のはずなのに
同じクラスの話したことない男子に話しかけられたと思ったら
『昼休みに先生が校庭に来いっていってたぞ』って
なに、なんの疑いもなくきちゃったのさ
今考えたらありえない話だろうに
なんで目の前に初めて見た少しチャラそうな男子がそわそわしながら私を見てんのさ
「堀内先輩、返事は…」
返事って…
私が呆然とただ顔を見てると目の前の男子はまた息を深く吸って目が丸くなった元凶である言葉を口にした
「好きなんです、好きすぎてヤバいんです!」
逆に驚きすぎてヤバいです!
知らない人なのに嘘かも知れないのになんか顔が熱いよ…
「…誰?」
私が呟くと目の前の男子は肩を落とした
「俺のこと知りませんか?」
なんかすごい悲しそうな目で見られてるけど知らないものは知らないもん
私は小さく頷いた
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