105人が本棚に入れています
本棚に追加
/118ページ
青い空
綺麗な海
なんと私は沖縄にいます
三泊四日の修学旅行
授業という名の地獄から飛び出して南国へ
いいねぇ
亮くんは私に会えないって寂しがってたけど
ごめん亮くん
すごく楽しい
そりゃ少しは寂しいけどね
「堀内、なに考えてた?」
私の座っているベンチに腰を降ろした坂本くんは微笑んだ
いつの間にか私の呼び方が堀内さんから堀内になってなんかすごいドキッとする
「亮のことだろ」
「…うん」
「修学旅行の時ぐらい悩むのやめなよ」
「悩んでないよ」
「…俺、亮のこと考えてる堀内見てるとなんか胸が痛いんだけど」
「え?」
その言葉に驚いて見ると寂しそうな横顔があった
どういう意味?
その言葉と坂本くんの真剣な顔に驚いて動けなくなっているとポケットにいれておいた携帯が鳴った
最初のコメントを投稿しよう!