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柏木Side
よっす
学校終わって実家に来たのは良いんだが…ノックとか出来ねぇー
と渋っていると急に声を掛けられた
「劉様?…さぁ、渋っていないで早くお入り下さい。奥様がお待ちですよ」
「!………あ、えと…セバスチャン…?押さないでくれる?」
実家の執事セバスチャンだったのだが、やたら家に押し込もうとしてくる
で、抵抗したのだが結局俺が使っていた部屋に通された
「はぁ…強引過ぎだろ」
コンコンコン
「ん?…どうぞ」
「劉兄さん、元気だった?」
誰だコイツ?
俺に弟なんて居ないはずだが
劉兄さんって…
「ああ、そうだったね。僕は養子なんだよ劉兄さん」
「養子…?」
「そ、養子」
ゆっくりと迫って来るソイツに俺はゆっくりと後退していく。ソイツが作る笑顔が妙に怖い
「兄さんはね、要らないんだって。だから僕を養子にしたんだって。でも大丈夫だよ」
「っ……!!」
後退していたら膝裏にベッドの角が当たりベッドに座ってしまう俺
そして上に乗って来るアイツ
「僕が兄さんを守ってあげるからね」
「ちょ…待てオイっ……やめ…」
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