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俺の家はマンションの最上階のスイートルーム
そのため、嫌でもエレベーターを待たなければならない
「…帰って書類に目を通しておくか」
丁度エレベーターが一階に来た時、
「調子乗ってんじゃねぇぞっ、餓鬼が!!」
バキィッと凄い音がしたのでそっちを見ると
バーに居た少年が男に殴り飛ばされて床に居た
殴った男は気が済んだのか文句を言いながら去っていった
「おいお前、大丈夫か?」
「…………」
何となく声を掛けると黙ったまま少年はこっちを見上げてくる。目付きの鋭いガキだな
と…急に俯く少年
「どうした…?」
「……気持ち、悪ぃ…ッ!」
吐きそうだと言う少年に肩を回して身体を支えてやりながら、取り敢えず俺の部屋のトイレに連れてってやる
「何やってんだ俺…」
暫くすると少年がトイレから出てきた
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