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次の日の朝…少年は目を覚ました。
「ん…ふぁ~…ここどこだっけ…あぁ、あの屋敷か…それにしても頭がいてぇ…はっ?」
少年は起きてそうそうに窓に駆け寄った。
「おいおい…こりゃおかしいだろ…」
外は真っ暗だった。
「秘密ヲオシエテアゲルヨ…隣ノ人形ガ」
「俺カヨ!?まあいい…時計ヲ見テミロ」
少年は時計を見た。
時刻は午前十時三十二分…「は…ここおかしんじゃねぇか…」
悪魔の…いや天使の人形は笑顔で少年に迫っていった。それは本当に悪魔のように…もう一体の黒い人形は元々黒いから…ね。
少年は怖くなりその部屋から逃げ出した。
走って走って…たどり着いたのは冷たくて重たい石の扉の前だった。
「この部屋の中なら大丈夫か…?」
少年は石の扉に手をかけた。
…ガシャン
「な…なんだ…これ…」
中にはなんと沢山の棺が積まれていた。
「あ~あ」
「見てしまいましたね」
少年後ろ振り返ると家の住人全員がいた。
「怖がることはないぜよ」
少年は怖くなり棺の山の向こうにある階段まで走っていった。
「おや、どこに行くのですか?」
「「お待ちなさい」」
少年は必死に走った。走って走って走り続けた。
「今日モ君ガ主役ダヨ」
少年は話を聞こうともせずに走っていった。
「まったくあの少年は…たるんどる」
「さあ~今日はどうなるんかのう」
「今日もいつもと同じ台本通りに進むんじゃないか…?」
「決まってんだろい」
「この物語の正しいエンド…True EnDはそう…あの少年が棺に行くこと。」
「サア、今夜モ Bad ∞ End ∞ Night カナ?」
「黒い人形がな」
「…俺カヨ…」
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