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「2人はなんで軍にきたんだ?」
ジャンが口を開く
「親の仇打ちにきたんだー」
「おいヨミ!」
「だってホントのことじゃんか」
「まじで?じゃあなに、親はいないのか?」
キリは言う
「ああ…殺された…」
「ふーん…じゃあ同じだな、俺と」
「!」
「ジャンも親を殺されたの?」
ヨミはなんだか興味津々だ
「まあな、てか行く場所がなかったからなー」
「へー…」
……………
「ギルはなんで軍にはいったのー?」
ヨミが問う
「…………親に…」
「親に…??」
「………………」
シーン…
「え?親に…なに!?」
「………無理矢理…」
「…無理矢理…入らされたのか?」
キリが言った
「そんな親もいんのか…ひっでえの」
「ひっでえの~」
ヨミもジャンもギルの親を否定した
…………………
う…なにこの空気…気まずい
とヨミは感じた
ガチャ
そんなときに部屋に誰かが入ってきた
「……は、ハイン!??」
ドスっ
「隊長をつけんか」
ヨミの腹に蹴りを出すハイン
「…い…いってぇ~」
「私がここの教育隊の隊長、ハインだ…ついてこい、集合だ」
「「「はいっ!」」」
「は~い」
「しっかり返事をしろ!」
ドスン!
今度は右フックがヨミの腹にはいった
「ぁぐっ!……」
(…なんか扱いひどくない…?)
ハインについていき集合とやらにむかう
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