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ー 紫 side
本格的に泣き出した俺を、向かい合わせに膝の上に座らせて ふたりソファーの上へ。
さっぱり訳がわからんはずやのに、一言も俺を問い詰めたりせんと
「大丈夫。怒ってへんからな?大好きやから、大丈夫や」
ギュッと俺を抱き締めながら、優しく髪 撫でて ずっと耳許で囁いてくれるから余計に涙が止まらへん。
ほんまにアンタは優しすぎなんやって
やから俺は、その手を離したくないって 思ってまうんやで?
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