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二人の会話が聞こえてくる
だけど、耳に届かない
私の脳の絵がかなり激しく描かれている
ああ、私は、生きてる
ワンピースは
あと何着あるだろう
早く、涼太が幸せになれればいい
きっと、それを見ることは叶わないけど、願わずにはいられない
だって、ガラスに映る女の子
ブラウン管の中みたいにレトロで
ブラウン管の中みたいに私と関係のない子が、私の興味を離してくれない
あの子が泣いてる
きっと涼太が笑えば笑うような気がするんだ
その目が貴方を苦しめるなら、私のをあげるから
華奢な白い体が病気なら私のをあげるから、お願い、笑ってよ、涼太
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