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オープンテラスのカフェでアイスティーを一つ買い、大きなパラソルの下で本を読む 休日の午後の、私のお気に入りの過ごし方だ グラスの中で先ほど入れたガムシロップが氷の隙間を蜃気楼の様に揺れている 私、小松梨花は友達がいない と言っても、職場でイジメに遭っているとか、メンタルヘルスであるとか、闇の組織の一員であるとか、1人の自分に酔っている厨二病患者である等の意味ではなく、ただ単に1人の気楽さが好きなのだ 偶には学生時代の同級生や職場の同僚と食事や買い物に出掛けることもあるが、面白くもないガールズトークに対する愛想笑いで、表情筋が崩壊しそうになるのを必死に耐えるだけで終わってしまうので、休日にはこうして1人でお茶を飲みつつ、読書をするのが私にとって一番の癒しだ ふわり、ワンピースの裾が揺れた 白いレース仕様のワンピース これも私のお気に入りだ
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