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翌日、私は退職した 学生時代に両親を亡くした私は、高校を卒業してすぐに就職したので、今年で三年目だ 同い年の女の子が街ではしゃぐ姿を横目に、必死で働いて、仕事にも慣れてきた所だったが、私には時間がないのだ あと1ヶ月 有り余る札束を眺めて、何をしようか考える 退職届を提出したその足で、昼食に高級イタリアンを食べ、ワインを飲んだ 午後は憧れていたブランド品を纏めて買ってみた 服、靴、バッグ、指輪、ピアス、ネックレス… 夜景の見えるスイートルームとシャンパン 趣のある旅館と船盛り エステにヘッドスパ、ネイルサロンにも通った 思い付く限りの贅を尽くしても 1ヶ月で6千万円を使うのがやっとだった あと3日で約束の日だ 私はあと3日で死ぬ
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