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目を開けると、笑顔の神田が立っていた 『随分とお早いですね お待たせしてしまいましたか?』 私は、今来たところよ、と答えて席を立った 神田がご案内します、と差し出した手を断り、用意されている車の後部座席に乗り込む 神田は微笑んで運転席に座った 走り出した車を、まだ手を着けていなかったアイスティーが見送っていた カラン、という氷の音がヤケに響いた気がした
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