第1章

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 様々な野草が生い茂る土手の上を歩いていると晴れた気分になることを毎日のように感じながら帰り道につく晋司。  いつもの道をいつものように歩いているといつもとは違う風景が目にはいった。  そこには『魔巣館』と書いてある店があった。 「こんなところにこんな店あったか?昨日までは無かったような……てか怪しすぎるだろ。この外装 」  晋司の言ったようにこの店の外装は黒を基調に赤い水玉模様のでショーウィンドウに飾ってあるものはまるで理科室においてある骸骨の標本の様なものが鎌を持っていたりとコアなファンしか近づかない様な店だった。 「……でも入ってみたいと思ってしまうのは何故だろう。好奇心が止まらない」  葛藤の末に結局入ってしまった。  中に入るとやはり中も薄暗く天井には蜘蛛の巣、陳列棚には宝石が着いた骸骨やマッドサイエンティストの悲劇の産物とでも言うような薬等が置いてあった。
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