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呼ばれて、木崎先生に視線を向けると、
小春の姿が有って、
驚きで目を丸くする。
異動の話くらいからお互い忙しいから
連絡も出来なかったし、
会いもしなかった。
読み聞かせもタイミングが合わずに
俺が休みの日に行われたって事は
とりあえず承知していたけど…
「 少しいーですか?」
席を外していいかと医局長=木崎先生に問いかけると、
「少しだろうな。」ってにやけ気味に言われて、
「少しじゃないかも…」って笑うと、
救命用の携帯電話を投げつけられ、
「呼んだら、すぐ来いよ。」
お許しが出たので、救命から外来棟に行き、
パン屋併設の喫茶コーナーに向かった。
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