…10

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激務ってもんじゃねーだろ。コレは… そう思ったのは救命に異動して3日後。 木崎先生の容赦ない扱きに泣かされそうにもなるが 大の大人が泣くわけにも行かず、 必死に食らいついているって言うのが正解だと思う。 「柴崎!」 木崎先生の声が聞こえ、 慌てて診察室に向かうが、 特に急を要する訳でもなかったらしい。 「何か?」 ここでは、昔からの知り合いって言う雰囲気は 排除。 こっちゃんがそうしていたように 俺自身も…そうでありたいと思うから…。 ただ、親父が誰なのかってのは ココにいる皆さんご存じなので、 世間話程度は…仕方がないと思っている。
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