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激務ってもんじゃねーだろ。コレは…
そう思ったのは救命に異動して3日後。
木崎先生の容赦ない扱きに泣かされそうにもなるが
大の大人が泣くわけにも行かず、
必死に食らいついているって言うのが正解だと思う。
「柴崎!」
木崎先生の声が聞こえ、
慌てて診察室に向かうが、
特に急を要する訳でもなかったらしい。
「何か?」
ここでは、昔からの知り合いって言う雰囲気は
排除。
こっちゃんがそうしていたように
俺自身も…そうでありたいと思うから…。
ただ、親父が誰なのかってのは
ココにいる皆さんご存じなので、
世間話程度は…仕方がないと思っている。
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