ぎんいろ

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生まれてからたった1日で、俺は初めての恋をした。 全ての人が、電磁波によって俺を元から居た人物だと思っている中、出張先から帰ってきた土 方という男に。 土 方だけが俺を否定して、拒絶して、銀 時を捜していた。 俺がいくら土 方に電磁波を送っても。 俺がいくら銀 時と同じ声を出しても。 土 方は嫌だと、ひたすら銀色を求めていた。 そんなのもう、無駄なのに。
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