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キスの味
いつものように校門前で待ち合わせ
この時間が好き
校庭を駈けながら手を振る君を見つけるこの時間が一番好き
｢お待たせ｣そう言いながら笑う君を待つ…
いつものようにお好み焼き屋さんで焼きそばと豚玉食べながらいつまでも話したね
時間はあっという間に過ぎて家の前まで送ってくれる
だんだん家が近づく…
アタシの手を握る君の右手が強くなる
君が立ち止まり、アタシが顔を上げたら君と目があった
互いに言葉はなく近づく君の唇
心臓の音がうるさいくらいにドキドキしてた
初めてのキスは焼きそばの味がした
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