1人が本棚に入れています
本棚に追加
丹羽「『苦しい時の神頼み』…なんか、前半ピッチ速すぎましたね」
天野「あはは、確かに。つか、あんまカード混ざってなくない?あんなけ切ったのに。『水と油』」
丹羽「偶には、そういうこともあるでしょう」
天野「そんなに緑出ないの?」
丹羽「残念ながら。あ、来ました。『落花流水の情』」
天野「それ俺と丹ちゃんのこと?(笑)『魚心あれば水心』」
丹羽「そういうことは可愛い女の子にでも言ってあげて下さい」
天野「えー、お洒落にきまったと思ったのに」
丹羽「『隴を得て蜀を望む』僕は、今の関係に満足しているので」
天野「ねぇ、それ都合よく解釈していい?特に前半部分。『無理が通れば道理引っ込む』」
丹羽「『無用の長物』…好きにしてもらって構いませんよ」
天野「おっと、クーデレのデレが出ました!『角を矯めて牛を殺す』」
丹羽「揶揄わないでください」
天野「ごめんごめん、あと、ウノ」
天野「なに、忘れてたの?」
丹羽「はい、すっかり」
天野「丹ちゃんらしからぬ凡ミス!超レア!」
丹羽「半分はあなたの所為です」
天野「可愛いなぁ」
丹羽「可愛いのは天野さんの方だと思いますが」
天野「えっ?」
丹羽「何でもないです。『推敲』」
天野「なんだよぉ。隠さなきゃいけないようなこと?」
丹羽「後で教えてあげますよ、勝ったら、ね」
天野「上等。『有為転変は世の習い』」
丹羽「『一寸先は闇』」
天野「『三つ子の魂百まで』」
丹羽「『天網恢恢疎にして漏らさず』」
天野「覚悟しといてね、丹ちゃん。『据え膳食わぬは男の恥』で、ウノ!」
丹羽「『死んで花実が咲くものか』まさか本当にここで勝ってくるんですね、あなたは」
天野「これで終わりね、『臥薪嘗胆』」
丹羽「あなたがそれを言うんですか」
天野「『俺らのしりとりの締め』っぽくてよくない?」
丹羽「…そうでしょうか」
天野「そうでしょうよ」
丹羽「意外と続くものですね、しりとり」
天野「つっても、丹ちゃん何気に選択肢一杯ある字ばっかり送ってたじゃん。あれなに、確信犯?」
丹羽「そう言う天野さんは迚意地悪かったですが。そうですよ。態と、です。直ぐ、終わらせて仕舞うのは、何だか、勿体無いじゃないですか」
天野「俺丹ちゃんのそーいうとこ好きだわ」
丹羽「まさか、ばれているとは思いませんでしたけどね。取り敢えず、誉め言葉として、受け取っておきます」
最初のコメントを投稿しよう!