第一章 ストーカーにご用心

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「ざまあみなさい」  美菜はそういうと、スタスタと駆けていきました。ハスキーとその男性を残して。 「あ、ちょっと待ってよ」  ハスキーは大急ぎで美菜の後を追いかけていきました。その様子を彼はジッと見続けていました。  調べによると、この男性の恋人には、たくさんの彼氏がいて、彼もその一人だったという事が判明しました。彼女が別れたいと思ったきっかけは不明です。けれど、当時の状況から見て、彼女は、引っ越しの挨拶に来た美菜を、新しい女ができたと勘違いして、それが元で別れを決意したのかもしれませんね。
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