第一章 ストーカーにご用心

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    二  しばらくして、若い男性がエレベーターから降りてくるのが見えました。 「お客さんと聞いて来たのだけど」  彼は受付の二人に訊ねました。彼女たちは、あちらでお待ちしてますと、美菜がいる所を指さして教えました。 「ありがとう」  男性はそう言うと、美菜の待つ場所へ、スタスタと歩いていきました。
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