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挨拶をかわしたのは同級生の望月香(もちづき かおり)で、純とは一番仲が良い生徒で。
しかし二人共この宮殿のような学園に通うからといって貴族というわけではない。
ごく普通の中流家庭の子であり、仏蘭西(フランス)料理を食べたことなんて無く、唐揚げがご馳走です。
私立高でも授業料は一般的で、貴族だけがいるのではありません。
「今日の授業は全部退屈だわ」
「また寝る気かい」
いつも授業を寝ている香は、純と同じクラスでもある。
そして二人とも、現在彼氏はいないのであった。
それだけは絶対に、自信を持っていてお互いに認めるのです。
しかしそれでいて学園生活はそれなりに楽しんでいる二人です。
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