第1話

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第1話

西園寺学園は、歴史のある中世の建築物とよく見間違えらる。 校門は黒く王宮にある門を採用し、校庭は美しく刈り取られた芝生、幾つかの噴水が水をあげる。 アジアでも有数のグループである西園寺グループが立てた学園として設立された。 グループ総資産は1000兆円をこえ、太平洋に1000個の島を所有している。 学園内にはベンツなどの欧州車が生徒を預けにきていて、高級ディーラー店の展示会場のよう。 そこに現れたのは、佳山 純(かやま じゅん)、この欧州の貴族が似合う西園寺学園に通う女子高生。 そして入学したばかりの一年生。 「おはよう、純」 「おう、香」
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