第1章

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「崎村先生…」 「愛子って、呼んで?」 一通りの行為が終わったあと、崎村先生は自分の胸を俺の腕に擦りつけながらそう言った。 「愛子…綺麗だったよ…」 そう言って俺は崎村先生の首筋を舌で優しく舐めた。 「ン…大樹…好きよ…」 「俺も…」 俺は裸の女の隣で偽の愛を演じた。 とうとう俺は先生にまで手を出してしまった。 でも、後悔はしていない もしかしたらいい情報が手にはいるかもしれないから。 俺は崎村先生の頬を親指で撫でながらジーっと目を見つめた。 「ねぇ…愛子。」 「なーに?」 「三宅花音って子…知ってる?」 そう問いかけると崎村先生は当たり前のような表情をして答えた。 「知ってるに決まってるじゃない、私はあのクラスの英語担当だし、それに…」 「それに…?」 「それに、半年前…自殺したんでしょ?学校中凄い大騒ぎだったから知らない人はいないわよ」 だよな… でも花音は自殺じゃなくて殺害されたんだよ。 そう言いたいけど…言えない 今は誰も信用してはいけないから。 「で?三宅花音がどうかしたの?」
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