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「崎村先生…」
「愛子って、呼んで?」
一通りの行為が終わったあと、崎村先生は自分の胸を俺の腕に擦りつけながらそう言った。
「愛子…綺麗だったよ…」
そう言って俺は崎村先生の首筋を舌で優しく舐めた。
「ン…大樹…好きよ…」
「俺も…」
俺は裸の女の隣で偽の愛を演じた。
とうとう俺は先生にまで手を出してしまった。
でも、後悔はしていない
もしかしたらいい情報が手にはいるかもしれないから。
俺は崎村先生の頬を親指で撫でながらジーっと目を見つめた。
「ねぇ…愛子。」
「なーに?」
「三宅花音って子…知ってる?」
そう問いかけると崎村先生は当たり前のような表情をして答えた。
「知ってるに決まってるじゃない、私はあのクラスの英語担当だし、それに…」
「それに…?」
「それに、半年前…自殺したんでしょ?学校中凄い大騒ぎだったから知らない人はいないわよ」
だよな…
でも花音は自殺じゃなくて殺害されたんだよ。
そう言いたいけど…言えない
今は誰も信用してはいけないから。
「で?三宅花音がどうかしたの?」
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