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俺はスーツの上着を脱ぎ捨て自分のベットに寝ころんだ。
「花音…」
俺達は兄妹でありながらもこのベットで初めて体を重ねた。
『…ヤッ…お兄ちゃ…ンッ…』
『もっと鳴けよ…花音…ッ』
花音…あの日、俺が何て言ったか覚えてるか?
『花音…ずっと一緒にいような』
『うんっ』
「嘘つき花音…」
俺はため息をつきながらズボンのポケットから妹の手帳日記を取り出した。
「フフッ…何が、初めてお兄ちゃんとHした日だよ…バカ。」
手帳日記の中には、俺の事が綺麗な字でたくさん書かれていた。
俺は手帳日記の最後のページをゆっくりと開いた。
絶対に、復讐してやる…
俺の妹を殺したやつを。
だから俺は…
花音の高校の先生になったんだから。
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