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「おぎゃーッおぎゃーッ!!」
「あらあら、もうお腹すいたの? さっきミルク飲んだばかりじゃない」
柔らかな笑みをたたえ、赤ん坊を抱き抱える母。
その表情は聖母マリアのように、温かい。
「うふ、なんて可愛いのかしら」
「……」
目を細め、母は赤ん坊のちいさな頭を撫で回す。
しかし、
「そろそろ正体を見せたらどうだ、暗黒界の女王よ」
そんな赤ん坊の渋い声により、ついに母はその恐ろしい正体を現した。
「ふふふ、破壊神。 お前の命はこのわたしが頂くよ!!」
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