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『凪紗ちゃぁぁぁぁぁーん!私を置いていくなんて酷いわっ!酷過ぎるじゃなぁぁぁい!』
櫂が馬にすごい速さで鞭を叩いて追いかけて来た
馬が可哀想で仕方ない
「あっ、皆と話してて忘れてた。ごめんねーーー。これでいい?」
『謝る気ないでしょ!?忘れてたとか私泣いちゃう!』
「あー、すっごい謝る気あるのにー。櫂ちゃんは酷いなー。」
『そんなふざけた顔しながら言われても許す気になるわけないでしょーが!』
……ふざけてんのはお前だろぅがぁぁぁぁあぁああぁ!!
と叫んでやりたかったが我慢我慢…。
落ち着くのよ私、相手はオカマ。反撃のダメージは絶対にやばい!ここは冷静になって森に目を向けるのよ!
「で、なんで京助が木の陰から顔出してんだよ。」
京助が全力で先回りをしながら木の陰に隠れてこちらを見ている
安定のストーカーですね、わかります。
頼み事は放置でなにストーカーしてんだよ!
『あらあら棟梁。またやってるわ。これで何回目かしら?心配なのはいいけど…。』
「何回目とかあいつ100回は余裕に越えてるよな!?はぁ…見なかったことにしよう。」
風がず京助のいる奥の木の陰を睨みながら唾を吐いた
京助は気づかれたと焦って隠れようとしたがずっこけている。
ほんとつくづく馬鹿だなと思う。
よくあれが風魔の棟梁だよね…
私だったら下克上するわ、嫌だよあんな上司。
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