惑星の発見

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俺はもう1人の男に向かい言い放つ。 「アンタもヤる?次は手加減しないよ?」 そう言うと男は気絶したチャラ男を担いで逃げていった。ダサ 「あの…ありがとう霧矢君!助けてくれて」 なんかモジモジしながら佐藤が言ってくる。なんだコイツ、トイレか? 「いや、気にするな佐藤。それより用事があるんだろ?送ってくよ」 俺はスカイボードに乗り佐藤に手を差し出す。 「ありがとう!じゃあデパートまでお願い!」 そう言って佐藤はスカイボードに乗り、俺の背中に抱きついてくる。最高。 「それにしても不運だったな、大の大人にナンパされるなんてな」   俺は半笑いで佐藤に言う。 「ちょっと何で半笑いなのよ!!本当に怖かったんだから…」 そう言って佐藤は顔をうずめる。 「ハイハイごめんごめん。ハンバーガー買ってやるから怒るなって」 「本当に!?ポテトもつけてね!」 佐藤はすぐ顔をあげやがった、しかも満面の笑みを浮かべて。 「お前嘘なきしやがったな?」 「いっひっひー引っかかったな?霧矢君は優しいから引っかかると思ったよ」 人の良心を利用しやがったよコイツ。末恐ろしい。 「あっ着いたよ!私先入って選んでるね!」 そう言って佐藤は店の中に入っていった。行動力が凄いなおい。 「決まったか?」 「うん!はい伝票」 佐藤はそう言って俺に伝票を渡してきた。チーズバーガー三個に炭酸M二つにポテトが一つ、がっつりだな。 「佐藤、お前こんなに食えんのか?」 そう言うと佐藤が顔をぷくっと膨らませて言ってきた。 「霧矢君の分も頼んだの!霧矢君お腹鳴ってたから。私そんなに食いしん坊じゃないもん!ふんだ!」 佐藤は店から出て行ってしまった。 「可愛らしい彼女さんですね。大事にするんですよ?」 「ハァ…あはは」 そう言って俺は代金を払って店を出た。
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