惑星の発見

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NASAの発表があった次の日の朝街中が いや世界中が歓喜に満ちあふれていた。 「ったくなんなんだよ朝から、ドンチャン騒ぎしやがってよ…はぁ…ゆっくり寝れねえじゃねえか」 俺は外の騒ぎのせいでいつもより1時間早く起きてしまった。 よって特にする事もない俺は携帯をイジリながら学校へ向かっている。 「よっ!日本一の霧矢燈さんではありませんか!」 そう言って現れたのは親友の新田修(ニッタシュウ)だ。俺はあだ名でディノと呼んでいる。 「朝からやかましいわディノ!飛び膝蹴りくらわすぞ?」 俺はそう言って脚に力を入れるふりをする。 「勘弁してくれよ燈。さすがの俺でも日本一の飛び膝蹴りをくらったら死ぬ」 ディノはそう言って両手を挙げる 「冗談だよディノ、てかさ昨日のニュース観た?」 俺はディノと並んで歩き昨日のNASAのニュースについて聞く。 「ああ聞いたよ!移住できるかもしれないんだろ?どんな星なんだろうな楽しみだな!」 ディノは目をキラキラさせながら話している。 どんだけお気楽なんだこのバカは。 「お前なあ、もしその星が移住出来るとしたら地球を捨てる事になるんだぞ?それでもいいのか?」 俺はディノの前に立ち聞く。 「こんなエネルギー資源のない星に住むぐらいなら、新しい星の方がいいだろ」 ディノは俺の肩をポンと叩きまた歩きだす。 たしかにそうだな。
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