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僕はここまで言うと、やってしまった、と思った。というのも変に目立ってしまったからだ。
先生が挑発的に言ってくるからついつい乗っかってしまった。反省しなければ。
しかし、先生は僕の知識量に興味を抱いたようで、期待の眼差しで僕を見てくる。
「リューホさん、まだ、というかあなたにはかなり早いと思うのだけれど、まさかそれぞれの系統の定義とかは知ってる?」
「先生、なんでそんなに僕だけに質問するんですか?授業になってませんよ?」
期待を向けてくれている先生には悪いが、僕だけ特別扱いされてるような雰囲気になってきていて後々クラスメートがうるさそうなのでここらで僕は歯止めをかけようとした。
「優秀な子ほど可愛いのよ!お願い!これだけ答えて!答えれば先生からリューホさんに絡むことは止めるから!ね?」
僕はその言葉に心が揺らぎそうだった。
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