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気がつくと僕は白い空間に浮いていた。というよりは浮いている感じがしたと言った方が正しいかもしれない。
これはよくある転生前の神との遭遇イベントか?などと僕は呑気に考えていた。
呑気でいられるのには理由がある。それは僕に死んだという自覚があるからである。死んだのだからこういう空間に来てもおかしくないったらおかしくない。
どうやら僕は少し動揺しているようだ。おかしくないわけがないだろう。ここはどこだ?結局僕は死んだのか?一体どうなってるんだ!?
「それには私がお答えしましょう」
僕の動揺が頂点に達して噴火する寸前に頭の中に落ち着きを与えるようなおっとりとした声が聞こえた。
「あなたは、死にました。ここは選ばれた魂が集う場所です」
前言撤回だ。おっとりとした声だが僕は落ち着くことが出来ない。何を言ってるかさっぱりだ。
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