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この学園に入ってから半年足らずで僕は問題児と見なされていた。
基本ロズ以外とはやはり馬が合わなかったのである。他生徒との関わりはロズ以外、皆無だった。
それを見かねた先生たちが僕に友達を作らせようと、行事がある度に僕とロズを引き離して班に入れさせたりしていた。おかげさまで僕はロズと一年間一緒に行事を楽しむことが出来なかった。なんてことだ。
そして当然のごとく、僕は友達を作れなかった。
こういう事情があって、僕は先生たちに対してある程度の嫌悪感をむき出しにしていた。子供という外見だからこそ許される行為だ。
しかし、ここで答えるだけで先生たちは僕に関わらなくなり、僕はなんにも気にすることなくロズと仲良くできるわけだ。
「先生、言わさせてもらいます」
先生が出した飴は僕を手繰り寄せるには十分甘かった。
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