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やった。これで僕は先生たちに目をつけられることなく学園生活を送ることができる。
「リューホさん、あなたって人は…。なんて素晴らしいのかしら!
飛び級が許されているなら今すぐにでも中級部に上げたくなっちゃう!」
…あれ?もしかしなくても、頑なに言わない方が良かったかな?なんか、先生の興味が僕に集中してきてる。
もうどうにでもなれ。飛び級が無くて良かった。多くは望まない。
飛び級が無いのは魔法の実技が関わっている。魔法は生活を助けるものから、戦闘のために使うものまである。使い方を誤ったら大変なことになってしまう。
そこで、精神が発達途中である初級部の内に魔法を使う上での心得を叩き込むのだ。だから初級部を飛び級することは許されていない。
でも、僕は前世プラス今生の年数分生きているのだ。心得といっても人として当たり前のことなので、僕にはそれも学ぶ必要のないものだった。
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