誕生日に生まれたから誕生という

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僕が生前の記憶を取り戻したのは五歳の誕生日を迎えたときだった。 それまではただの女の子として育てられてきたことに違和感を感じ始め、五歳になった時にやっと違和感の正体を掴んだのだ。 それから高校生プラス五歳分の精神年齢からくる知識欲に流されるがままこの世界のことを学んでいった。幸い生まれた所がそこそこの貴族で書物に困らなかったのも知識欲に流された原因かもしれない。 簡単にまとめると、 一つ、この世界には神の変わりに精霊が崇められている 一つ、魔法があり、火水土雷風時空間闇光その他に分けられている 一つ、魔物がいて、自然現象、災厄の原因になるものもいる 一つ、この世界には七大貴族がいてそれぞれ火水土雷風闇光を司る ざっと見て重要な事はこれぐらいだと思う
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