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村「知っとるよ。」
なん・・・だと・・・。
村「そんな事ぐらい知っとるわ。
確か二日前に勇者召喚を行ったんじゃっけ?
そしてその日の晩に帝国の刺客が城に侵入。
それからというもの勇者は部屋に塞ぎこもっているらしい。
だがどうして?」
この爺さん何者だオイ。
あー、でも大体予想はついたわ。
その帝国の刺客さんとやらに俺は攫われて俺を森に放置したらしいな。
大方そのまま魔物に食われて死ぬとか思ったんだろう。
てかリュウの奴なんなの?
俺が攫われたのに復讐しようとか思わないの?
あんなトラブルメーカーなんか知ったこっちゃないけどな。
「あー、そのうち王都に行ってみたいなーと思って。
危険なところじゃなかったらいいなと。
まぁ勇者さまがいるなら安全でしょうね。」
村長はそうかそうか、と言いそれ以上聞いてこなかった。
ガー「それじゃ町の皆にも紹介したいんでそろそろ行きますわ。
そら、行くぞ。コウキ。」
そう言って俺たちは村長の家を後にした。
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