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ある偉い人が言った
「人生は1つの小説だ、ペンさえ握れば自分で物語を作ることができる」
俺はこの言葉を鼻で笑った
じゃあペンを持たなければ物語は始まらないのか?
いや、そんなことはないだろう
今、一分一秒でも物語は続いている
でもペンを握らなければ字が書けないまま時が過ぎて、全ページが白紙の小説になってしまう
でも、駄作が出来上がるよりかはこの方がずっとずっとマシなのだろう
高一のたった5ヶ月の間にうんと一杯詰め込まれた汗と恋と涙と経験で
俺はこんなバカみたいな自問自答をぶっ壊した
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