2、ドーナッツに変身だよー。本当だよー。

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2、ドーナッツに変身だよー。本当だよー。

 ドーナッツに変身したばっかりだけど、早速子供が向こうから歩いてきたよ。 「へいへい、学校終わって嬉しいぜ。早く家帰って、隠して飼ってるゴキブリのピーちゃんに餌をあげなきゃ」  くんくん 「何か良い匂いが僕ちんの鼻を暖かな日差しのように心地よくさせるよ。あっ! ドーナッツだ」  気づいたな。にやりっ。 「地面に落ちてるドーナッツ。毒でも入っているかも知れないな。えい、えい、えい」  グショグシャ、グショグシャ。  まさか、踏まれるとは。でも、全然気にしない。もっといろんな人と触れ合うんだ。  もう一回変身だーー。  ピッカピカー。  今度は誰が通るかな、あっ、外人さんだ。  てくてくてくてく……。「わお! ドーナッツじゃないですか。私、運がいいね。さっき、犬のうんち踏んだからかもしれないね。きっとそうね」  ふふっ。早く僕を食べやがれ。君の内臓を通ってやるぜ。 「1度やってみたかったんだよー。ドーナッツマッサージ」  外人はドーナッツを使って肩、脇、腹、尻、股間をマッサージした。 「あー、これはこれはどうもありがとうございました」  外人はドーナッツに丁寧にお辞儀をし、ドーナッツを下水に投げ捨てました。  ふーん、まさかドーナッツを使いマッサージをするとは。人間はまだまだ謎だらけだ。  今日はこれぐらいにしておくか。  僕はドーナッツから元に戻り、家に帰った。  今日はぐっすり、眠れそうだ。
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