2人が本棚に入れています
本棚に追加
8、パンツに変身だよー。本当だよー。
くらえっ! 変顔ビーーム!
ひゃあ? ああ、夢か。ただの夢か。ドリームか。
「変顔ビーーム! やっぱ出ないよな」
さあ今日は何に変身しようかな。あっ、すずめが家に入り込んでいる。もちろん朝飯にしました。
はい、今僕は外を歩いています。街の風景を眺めると、1年前とはだいぶ違っていた。
1年でこんなに街が変わって行くなんて……。ぼくは涙を流しました。流した涙が、蟻に当たり、溺れています。可哀想。僕はそう思い、ひと思いに殺しました。
今日はパンツをはき忘れていたことに気づきました。なので、その縁もあり必然的にパンツに変身することに決定しました。確定です。
ピッカピカー。僕は公園のベンチの上で変身しました。
誰に履かれてもいいけどね。ふふ、ふふふ、ふふふふふ、ふふふふふふふふ。
あー、誰か来たよーーん。
男の人だ、髪の毛アフロ、筋肉がかなり付いていて、プロレスラーみたい。顔は濃い感じ。眉毛は太い、汗ダーダー流している。耳毛が10センチは飛び出している。鼻毛も、何故か歌を歌っている。乳首を出している。瞬きを一回した後、口を大きく開け、舌を出している。
「あうち! ぱ、ぱぱぱぱパンツめっけ儲けもん。うひゃら、はひゃら、くんがくんが」
なかなかの強敵の予感。
えっ? いつの間に僕を履いた? 見えなかった。この速度まさに脅威。
僕はアフロの男に装着された。
ゆっさゆっさ。当たるねー。何かが。
ゆさゆさゆさゆさ。こいつ、わざと揺らしてる?
僕は男に家まで連れて行かれた。そして、3ヶ月装着され続けた。
男はパンツである僕に穴を開けて、トイレを行い続けた。
男は24時間の内、23時間半起きていたが、僕は男が眠った30分の間に変身を解きその家を去った。男に興味は抱いたがまだまだいろんな人や、動物と触れ合わなければならない。僕は多少心残りがありながらも、家へ帰った。3ヶ月何も食べていなかったので、森へ行き、虫を捕まえグチャグチャにミックスして食べた。
久しぶりの我が家だ。
僕は、懐かしかったので一週間目を覚まさず眠り続けた。
最初のコメントを投稿しよう!