狼と僕。

落とし物

僕は町から町を歩く行商人。

毎日、毎日、歩き。町に着けば商品を売る。町の産物を買いつけ次の町を目指して商売を続ける。

ただ買い、歩いて売るっていうそんな簡単な事では無いんだ。一歩町の外に出ればもうそこは魔物の巣窟さ。魔物に対抗する手段を持たない者が町から出るのは危険だ。

だから僕らの様な商人という存在が必要だということ

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