悪夢と真実

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ピッ… 通話を始める 「か、母さんか?」 少し不安気に聞く 『警戒してるんだね。それも仕方無いわ、あの放送があったばかりだもの。でも私はあなたの味方よ』 「完全に信じれなくて悪いけどな」 『大丈夫よ、話だけ聞いて』 「分かった」 『落ち着いて聞いて、私は前にあなたと同じ事を一度経験してるの…』 意味不明な事を言った 「あ?何言ってるんだよ母さん」 前に経験している?今と同じ状況になったのは300年前にあった出来事の筈だ 『今は分からないで結構…その真実を話すために、今電話をしたんですもの。』 「どういう事だよ」 暫く沈黙が続く そして母さんはその沈黙を破り、俺に説明しだした 『母さんはね…300年前にあった異能者狩りの子供の生き残りで、「異能者」なのよ。』 「は?」 その真実は俺の頭では整理出来ず、繋がらなかった…
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