悪夢と真実

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「ちょっと待ってくれ…話が分からない…」 『そうね、話が流石に飛びすぎたかも知れないわ…詳しく話すわよ。まず、300年前のある日突然私は異能に目覚めたの…一人の男の影響でね。」 「ベルセルクって呼ばれている奴の事か」 「そうよ。そして、私が300年以上も生きているのは、『異能』が発現して生命力が莫大に増加したからなの」 「異能はその人の生命力を何倍にもする役割もあるわ。それに、私の異能は『細胞活性』…自分の細胞は勿論、他人の細胞も活性させる事が出来たの。その力のお陰である程度若さを保って今まで生きてこられた…と言う訳よ』 「でも待ってくれ!まだ信じられない所もあるけど、母さんが300歳なら、俺は何なんだ!?」 『アンタは確かに私と父さんの子よ…でも、安心できる時代になるまで産まれた直後に封印していた。そうするしかなかったの、ごめんなさいね…』 「何でだよ!?」 『あの直後は、まだ異能者狩りは続いていた…産まれた子供は政府に預ける事になっていたの。それに…異能者なら処分されていたわ』 「まさか…俺も…?」 『そう…あなたは生まれた直後から強大な異能力を持っていたわ…何せ父さんの…いや、『ベルセルク』の子なんだからね…』 「俺の…父さんが…、ベル…セルク?」 『急いで伝えたかったのはそれだけ…後は、私の部屋にある木箱を探して頂戴。ごめんなさい時間になったわ…またね…錬也。』 電話が切れる
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