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「ちょ!待てよ!!母さん!?」
ツーツー…
この後、何度電話をかけても母さんが出ることはなかった
「くそ!」
床を殴り付ける
「言う通りに木箱ってのを探すしかないな。翔悟、悪ぃけど探すの手伝ってくれねぇか?」
と、翔悟を見ると何かを考えていた様だったが、俺が声をかけた事で気付き、返事をする
「お、おお…勿論良いぜ!」
少し戸惑いながらの返事
「すまないな…こんな俺に付き合わせちまって」
「ははは!何だよ今更♪堅苦しい事言うなって!!」
笑いながら肩を組んでくる
「そうか…?ありがとな!」
「なーに、気にする事ないじゃん♪早速探しに行こうぜ!!」
「おう!!」
組んでいた肩をほどき、歩き出す
「ついに…………か………」
「?何か言ったか?」
「いや…何でもねーよ。」
翔悟が小さい声で何か言ったが、俺には聞き取れなかった
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