悪夢と真実

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「つか、何だよこの部屋!ホーム・ア◯ーンか!?」 「確かに、ほとんど俺一人で生活はしていたけど違うからな。ま、そんな事は良いとして、さっさと見付けますか!」 「全っ然良くはないけど…全くしょうがないな~」 そう言って木箱探しを始める ~20分後~ 「何も無いじゃん~」 コレといって何も見付からず、翔悟が声をあげる 「ん?この本棚…動きそうだ」 本棚をスライドさせると、薄暗い小さな部屋が繋がっていた 「何だここは、俺も知らないぞ?」 「隠し部屋か。ホントに造ってる人いたんだ…」 翔悟は少しビビりながらも一緒に入ってくる 部屋に入ると自動的に明かりがついた 「何の部屋なんだ…」 辺りを見渡すと、小綺麗に整理されていて、いくつかの資料らしき物も置いてある 「ここにあるのか?」 棚を開くと、そこに木箱がしまってあった 「コレが探してたやつ?中身は?」 「手紙?」 大分古い手紙と、ピンポン玉位の大きさの黒い玉が入っていた 「何、その黒い玉は?」 翔悟が覗いてくる 「さーな?まだ分からない」 そう言い手紙を広げてみる 「母さんからの手紙か?」 それには、こう書いてあった 『錬也…アンタがこの手紙を読んでいるって事は、またあの異能者狩りが始まろうとしているのでしょう。前回は父さんが止めてくれたけど、気を付けて政府の本当の狙いは……』 それを読み 「う、嘘だろ?こんな事したら日本……いや世界が!」 小刻みに震えて、冷や汗が出てくる 「どうしたんだ?そんなに震えて」 「いや、大丈夫だ」 自分を落ち着かせる 「まぁ、お前宛の手紙だから深くは聞かないけど………。んじゃ、その黒い玉は何よ?」 「あぁ…そうだな」 二枚目の手紙を読む 『この手紙と一緒にある黒い玉は「異魂丸」と言って、私が封印したアナタの力が入っているの…この力は強大だから、自分の信念を曲げないで。仲間を…子供達を守る為に使いなさい』 そこで手紙は終わっていた
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