5人が本棚に入れています
本棚に追加
「つか、何だよこの部屋!ホーム・ア◯ーンか!?」
「確かに、ほとんど俺一人で生活はしていたけど違うからな。ま、そんな事は良いとして、さっさと見付けますか!」
「全っ然良くはないけど…全くしょうがないな~」
そう言って木箱探しを始める
~20分後~
「何も無いじゃん~」
コレといって何も見付からず、翔悟が声をあげる
「ん?この本棚…動きそうだ」
本棚をスライドさせると、薄暗い小さな部屋が繋がっていた
「何だここは、俺も知らないぞ?」
「隠し部屋か。ホントに造ってる人いたんだ…」
翔悟は少しビビりながらも一緒に入ってくる
部屋に入ると自動的に明かりがついた
「何の部屋なんだ…」
辺りを見渡すと、小綺麗に整理されていて、いくつかの資料らしき物も置いてある
「ここにあるのか?」
棚を開くと、そこに木箱がしまってあった
「コレが探してたやつ?中身は?」
「手紙?」
大分古い手紙と、ピンポン玉位の大きさの黒い玉が入っていた
「何、その黒い玉は?」
翔悟が覗いてくる
「さーな?まだ分からない」
そう言い手紙を広げてみる
「母さんからの手紙か?」
それには、こう書いてあった
『錬也…アンタがこの手紙を読んでいるって事は、またあの異能者狩りが始まろうとしているのでしょう。前回は父さんが止めてくれたけど、気を付けて政府の本当の狙いは……』
それを読み
「う、嘘だろ?こんな事したら日本……いや世界が!」
小刻みに震えて、冷や汗が出てくる
「どうしたんだ?そんなに震えて」
「いや、大丈夫だ」
自分を落ち着かせる
「まぁ、お前宛の手紙だから深くは聞かないけど………。んじゃ、その黒い玉は何よ?」
「あぁ…そうだな」
二枚目の手紙を読む
『この手紙と一緒にある黒い玉は「異魂丸」と言って、私が封印したアナタの力が入っているの…この力は強大だから、自分の信念を曲げないで。仲間を…子供達を守る為に使いなさい』
そこで手紙は終わっていた
最初のコメントを投稿しよう!