悪夢と真実

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「話?」 「そうだ、だから今は俺に任せてくれ」 「ち…錬也がそう言うなら任せるじゃん」 握っていた手を開くのを確認すると、佐々川の方を向く 「で?何を俺に聞きたいんだ?」 「別に翔梧と変わらない質問さ…冷静になっている上で話がしたかっただけだからな。そんじゃ質問だ、何で生徒達を殺した?」 「簡単な事さ!ガキ供を殺したら、金が貰えるからだよ!!教師なんざ、めんどくさい仕事をしなくても楽に金が手に入るんだからこんないい収入源はないぜ!!!!」 高笑いをする 「金だと?佐々川…正気か?」 「正気に決まってるだろう!!それに冥土の土産だ!金額まで教えてやろう。普通のガキが一人につき10万、そんで本当にいるのかどうだか知らないが異能者なら一人につき300万の報酬が貰えるんだよ!!俺は今日だけで150万位は稼いだんじゃないか?」 「15人も殺したのか!?」 「く!佐々川テメェェェェ!!!!」 ついに堪えきれなくなった翔梧が殴りかかる 「待て!!早まるな翔梧!」 その言葉も届かず佐々川の懐に入る 「また金額が増えたな」 ポケットから明日からの為だろうと思われる拳銃を取り出して小さく構える 「クソ!」 殴る寸前で手を引き、横に飛ぶ パン!! それとほぼ同時に翔梧が殴りかかろうとしていた場所の床に穴が空く 「クソッタレが!!そいつで他の奴等を殺したのか!!」 「そうだ。ま、今日の給料は190万になるけどな」 そう言うと、結花に銃口を向ける 「え?先生?」 突然の状況に固まる結花 「桜木…お前が大人だったら殺す事もなかったんだがな。勿体無いが残念だ」 少し惜しむような素振りを見せる 「逃げろ結花!!!!」 怒鳴り付ける様に指示をしたと同時に結花を避けさせる為に動きだすが… 「あばよ」 それよりも速く佐々川の拳銃の引き金が引かれる
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