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「アテナ?クロノス?何の名前だ?」
「アテナは戦争の神、クロノスは時を司る神の名前だ」
「ほ~、お前よく知っておるのう」
「ふん」
顔を隠す様にアテナの目線からズレる
「それにしても、お前も俺達とあんまり年は変わらないじゃねーか…昼間のアポロンって奴もそうだったが、お前達は政府側についてるのか?」
錬也が一歩前に出る
「アポロン?あぁ…そういや佐々川だか言う奴の回収に行ったらしいのう。ま、他に関しては教えてやる義理はないわ。さて、無駄話はこれ位にしておくか。本当は明日からじゃけど、他の奴等には内緒で来てるからのう…早くしないとNo.1にバレちまう、さっさと始めるとするかわいのう!!!!!!」
食べていたリンゴを口に放り込んだと思ったら、両手には刀が握られていた
「(いつの間に!?)翔梧、結花と紫乃を頼む!」
「分かったじゃんよ」
アテナを睨みながら小声で指示をし、翔梧が二人を後ろへ下げる
「錬也!!」
翔梧に手を引かれながら名前を呼ぶ結花
「大丈夫だ…負ける訳にはいかないからな」
自分に言い聞かせる様に答える
「カッカッカ!異能を使わないで我に勝つつもりか?大きく出たの~、ま、一瞬で終わらない様に楽しませてもらうかいのう!!」
そう言って笑うと姿が消える
次に気付いた時は目の前だった
「なッ!?(速すぎる!!)」
「なんだ、こんなもんかいの」
斬りかかる
しかし
「うおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」
翔梧がアテナにタックルをしてギリギリ軌道が逸れる
「悪い翔梧!助かった」
「良いじゃんよ!お互い様だ!!」
「そう…錬也、あなただけで戦う訳じゃ……ないわ。仲間を頼っても…いい」
翔梧、紫乃が隣に並ぶ
「ち…ぞろぞろと来るもんじゃないぞ。一気に終わらせるとつまんないからのう!まぁ、もういいか…」
アテナが呟くと持っていた刀を手放す
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