5人が本棚に入れています
本棚に追加
とある学校の授業中
「(いや~、最高に暇だな…)」
一番窓側の席から、雲一つ無い青空を教室から眺める
鳥が呑気に翔んでいる
「いいな~鳥は自由で…」
そう小さい声で呟くと
バシッ!!
突然、額にチョークが勢い良く当たる
「ッて~!!」
思わず額を押さえる
「久我!なぁ~にが『鳥は自由でいいな~』だ!?貴様も十二分に自由だぞ!!!!」
涙目になって声のする方向に顔を上げると、そこには社会科担当の
『佐々川 剛士』(ささがわ たけし)
が鬼の形相で睨んでいた
そこでクラスに笑いが起こる
俺と佐々川のやり取りは、もはや名物となっているからだ
「ったく…笑い事かよ」
笑っているクラスを見渡すと、隣の席の男子生徒が話しかけてくる
「ハハハ!人気者は辛そうじゃんよ~♪」
「いやいや翔梧…人気者なんて言う良いもんじゃねーからな?」
「錬也~そんな謙虚はすんなって♪でもホントに、モテモテだけど勉強は下の下なのがたまに傷だよな」
「勉強なんかやっても将来には役立たないんだよ。特に歴史なんてな」
「ま、でも案外そうとも言い切れないじゃん?」
「だといいけどな…」
まぁ俺と話している奴の事を説明しておこう
こいつの名前は
『青葉 翔梧』(あおば しょうご)
特徴
・容姿:男の俺には良いのか悪いのか判断できない
・スポーツ:ある程度は何でもこなす
・勉強:何故俺に威張れるのか分からない
・中学時代からの親友的な感じ
と言う所だ
分からなかったら悪い
最初のコメントを投稿しよう!