プロローグ

3/6
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
とある学校の授業中 「(いや~、最高に暇だな…)」 一番窓側の席から、雲一つ無い青空を教室から眺める 鳥が呑気に翔んでいる 「いいな~鳥は自由で…」 そう小さい声で呟くと バシッ!! 突然、額にチョークが勢い良く当たる 「ッて~!!」 思わず額を押さえる 「久我!なぁ~にが『鳥は自由でいいな~』だ!?貴様も十二分に自由だぞ!!!!」 涙目になって声のする方向に顔を上げると、そこには社会科担当の 『佐々川 剛士』(ささがわ たけし) が鬼の形相で睨んでいた そこでクラスに笑いが起こる 俺と佐々川のやり取りは、もはや名物となっているからだ 「ったく…笑い事かよ」 笑っているクラスを見渡すと、隣の席の男子生徒が話しかけてくる 「ハハハ!人気者は辛そうじゃんよ~♪」 「いやいや翔梧…人気者なんて言う良いもんじゃねーからな?」 「錬也~そんな謙虚はすんなって♪でもホントに、モテモテだけど勉強は下の下なのがたまに傷だよな」 「勉強なんかやっても将来には役立たないんだよ。特に歴史なんてな」 「ま、でも案外そうとも言い切れないじゃん?」 「だといいけどな…」 まぁ俺と話している奴の事を説明しておこう こいつの名前は 『青葉 翔梧』(あおば しょうご) 特徴 ・容姿:男の俺には良いのか悪いのか判断できない ・スポーツ:ある程度は何でもこなす ・勉強:何故俺に威張れるのか分からない ・中学時代からの親友的な感じ と言う所だ 分からなかったら悪い
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!