プロローグ

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「サンキュー♪助かるぜ!ところで、いつもの『姫様』が居ないじゃん?」 「姫様?あぁ結花の事か…あいつなら今日は委員会らしいぞ」 「へ~、流石は幼馴染みじゃん!よく知ってるな♪」 「うるせぇ」 「ひぃ~、そんな怒るなよ~~」 なんてやり取りをした後、2人で下校して適当にファミレスで食事を済ませて俺の家に帰ってきた 「家に帰ったは良いけど…やる事ねーな」 リビングのソファーに座って適当にテレビをつける 「そ~だな…」 と言う翔悟は携帯ゲームに熱中している 「はぁ…暇だ」 しばらくそのままでバラエティーを見ていると、突然つけていたテレビの画面が黒くなった 「あ?」 リモコンをいじっても、テレビの電源が消えるだけでどのテレビ局も映らない… 「どうなってんだ…?」 テレビの故障かと思ったが違った…… 黒い画面に1つのマークがポツリと映る…それには見覚えがあった… 政府のマークだ 「(政府のマーク…?何だ?)」 今の政府は好きではない… 独自にマークまで創り、公では国民の為と言っているが、結局の所は自分達の利益になる様な事しかしてないからで、まるで戦前の様な状態である 嫌な予感が胸をよぎる テレビの音声が消えた事により、ようやく翔悟も気付いた 「ん?急に音声が消えたけど…って政府のマークじゃん!どうしたの?」 「分かんねーけど…あまり良い予感はしないな…」 緊張で鼓動が速くなる
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