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その後、また女の人が話し出し
『でも~、流石に子供全員を殺しちゃうと日本の未来が心配だから
1、期間は明後日からの1週間だけにしてあげるね!
2、あと異能は二十歳未満にしか現れないみたいだから狙われるのは二十歳未満の子達ね!
3、二十歳以上の大人には武器をあげちゃうよ♪子供達は頑張って逃げてね~。
4、それと自分が異能者だって自覚している子達は、出頭してくれると助かるかも♪』
そからまた中年男性に代わる
『え~、そして今「自覚している子供」と言っていましたが、まだ「自覚していない子供」もいます。なので、親御さんは自分の子供が日本の未来を壊してしまう犯罪者となる前に、どうか可愛い子のままで楽にしてあげてください二十歳以上の大人の皆さん、日本の未来がかかっています!!どうか政府に協力を!!!!!!』
そう言った後、黒い画面は消えて、いつもの番組になった
たった10分程度の一方的な話だが、まだ中学生の2人に衝撃を与えるには十分過ぎた
何せ、これからの運命が変わったのだから…
「はは…意味が分からねぇ。何で、そんな理不尽な理由のせいで俺達が殺されなくちゃならないんだ?てか異能者は全員殺されたんじゃないのかよ」
頭がおかしくなりそうだ
「……………………」
翔悟もかなりのショックなのか?真剣な目で黙っている
その時
ピリリリ!ピリリリ!
俺の携帯が鳴り出した
正直、今は誰とも話したくなかったが、しょうがなく携帯を開く
電話の相手は…
「母さん?」
出張に行っている母さんからの電話だった
「(まさか…母さんも俺を殺す気なのか?だったら何で電話なんか)」
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