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「そういえばさ。」
家に帰るバスを待つ中、神楽が急に真剣な声で話始める。
「なんで、俺の事カグラのモデルだって分かったんだろうな。」
「あ、確かにね。あの時、誰も神楽の名前呼んでなかった。」
理沙も頷いた。
「自分で言うのもアレだが、見た目は似てないと思うんだ。」
「まあ、そうだよね。」
僕も頷く。まあ、『グラディアル』読んだ事ないけど。
「もしかしたら、もしかするかも知れないぜ。」
神楽は楽しそうに笑う。
「私はまっつんとの会話を盗み聴いていた、なりきり電波少女説に一票。」
なりきり電波少女とか酷い言われようだ。
とは言え理沙の言い分は確かに一理ある。
「つか、オリジナルなのかね?四英雄とか言ってたじゃん?なんか自分は重要キャラですアピールしてたじゃん?」
「一応、確認しとく?作者に。」
「それがいいわ。オリジナルなら白、違えば灰色くらいな事だけど。あ、バス来た。この話はバスの中では無しね、オタクとか中二病とか思われるの癪だし。」
郊外に向かうバスは僕たちと、いくつかの謎を積み込んで夕焼けの街を走って行く。
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